伊奈の綱火（小張松下流）

場所：

茨城県　つくばみらい市（旧筑波郡伊奈町）　小張　小張愛宕神社

写真説明：

１９９９年８月２４日の綱火「大利根川の船遊び」

問合先：

• 0297-58-2111(伊奈町企画課)

年中行事：

• ８月２４日：小張松下流綱火

紹介：

１９時ちょうどには演技が開始されます。２１時過ぎまで。雨天中止。４００年ほど前に小張城主松下石見守が戦勝記念に始めたと言われ、三河の砲術の流れを組むとも言われています。歳時記にも採り入れられるなど、高岡流と並んで全国的に知られる祭りです。国指定重要無形文化財。小張松下流綱火は神社の境内をいっぱいに使った迫力のあるからくり人形仕立てのしかけ花火です。題材は、三番叟、桃太郎と鬼が島、加藤清正の虎退治、安珍清姫、など。なおくりこみは前日夕刻で、曳き山・花火他の行列。神事は当日１０時より。同系統の行事として水海道に葛城流があります。

開催履歴：

• ２０１２年８月２４日（金）
  • 茨城新聞2012.8.25付け。
• ２００６年８月２４日（木）
  • つくばエクスプレス「みらい平」の駅がすぐそばであり、私見では混雑が予想される。
  • 繰り込みは２３日（水）19:30 頃より出発、２１時ちょうどに神社に到着した。露店２軒、参加や観客が５０人ほど。
• ２００４年８月２４日（火）
• ２０００年８月２３日（水）19:00-20:30 繰り込み
  • 手筒花火を先頭に、馬鹿囃子（大八車の上に大太鼓と締太鼓２、鉦、笛）の行列が集落内をゆっくりと進む。最後は大八車ごと参道の階段を一気に駆け上がり、社殿前に至って終わる。境内に露店が２軒。
• １９９８年８月２４日（火）
  • １９時丁度より開始。途中で雨となったため、２０時２０分頃までに終了。演目は「三番叟」、「大利根川の船遊山」、「間宮林蔵の樺太探検」。露店は６０軒強。
  • 奉納花火は当日受付。

 ４号雷 \6,000., ４号菊 \7,000., ５号雷 \7,000., ５号菊 \8,000.

• 前日に花火などがありました（繰り込みに関しては未確認）。
• １９９７年
  • （９月２１日７時に教育テレビで放映。）
• １９９６年８月２４日
  • １９時開始。露店は５０程度。少なくともここ数年は、上記日程で開催されている。

資料：

高橋による若干の画像データがあります。

資料：

２０００年の繰り込み繰り込み風景「ばかっぱやし」サウンド (u-law, 280KB)「さんぎり」サウンド (u-law, 190KB)

参考ページ：

• つくばみらい市産業経済課 http://www.city.tsukubamirai.lg.jp/sec/sangyou/14.htm
  • 日程等詳細。動画あり。
• 観光いばらき http://www.ibarakiguide.jp/db_kanko/?detail&id=0800000000500
• 笑顔・祭り・スナップの写真館
  • ２０００年の綱火の様子が、大量の写真で紹介されています。
  • アップも多く、演者の表情や人形の衣装などもよく見えます。
• ＧＹＡ（２０００年日程）
• 読売茨城広告社（１９９９年日程情報）
• 伊奈町公式ホームページ
  • 動画を含む詳細な紹介があります。
• 茨城県庁
  • 「もの知りいばらき」に詳細情報があります。地図、動画あり。
  • 「教育委員会」
• 全国民俗芸能保存振興市町村連盟
• IBARAKI Cyber Station（１９９８年情報）
• つくばＰＩＡＺＺＡ

参考文献：

• 常陽リビング,7/8,2006.（２００６年案内）
• 常陽リビング,6/26,2004.（２００４年８月２４日（火））
• 常陽ウィークリー,8/4,2000.
• 常陽リビング,6/27,1998.（日程情報のみ、１９９８年８月２４日（月））
• プレステン, 7/19,1997.
• プルミエ情報版
• ’９５るるぶ茨城
• エリート情報,7/19,1996.
• 常陽ウィークリー,8/4,1995, 8/2,1996,7/25,1997.
• 常陽リビング,7/16,1994.
• ガイドブックいばらき
• 祭礼行事・茨城県
• 茨城の神事
• ささ日本百名祭へ−関東版−
• 茨城の民俗芸能
• 伊奈町社会教育講座・歴史教室編：伊奈町の歴史散歩，筑波書林（１９８８）．
• 日本列島花火旅
• 茨城県万能地図
• 茨城の人形芝居
• 茨城県の歴史散歩
• 茨城県の歴史

高橋メモ：

小張の集落に、多数の地口行灯が並ぶ。通りに並べられる行灯に、地口のような文句と絵が達者な筆致で描かれている。毎年ネタが変わっているようである。見て歩くと面白い。同様な地口行灯は、つくば市真瀬、つくば市島名でも見られる。同一人によるものか。

以下、２０００年にメモしてみたもの。

• 「かまからこぞうがはへでてる」
• 「喧嘩なら飯よりすきなならずもの」
• 「分捕り青龍刀で薪を割り」
• 「ゑん魔したの力もち」
• 「花よりだんご」
• 「くつもみもいっしょ」（靴と箕の絵）
• 「居候　留守はあぐらで飯を食べ」
• 「あさがおにつるべとられてもらひ水」
• 「なすはきゅうりになれない」
• 「二本ざし獅子たいじ」
• 「向日葵はお天とう様を追いまわし」
• 「うでにうぐえす」（腕に留まった鶯の絵）
• 「我が引いた大根の穴に転げ落ち」
• 「咲いた桜になべ釜ちゃがま」
• 「はつ多けうめ」（ハツタケと梅の絵）
• 「さかなつり　つれたつれたとわらじつれ」
• 「きつねのいめいり（嫁入り）」
• 「一株が万両株になりにけり」
• 「月さいて遠音ばやし村まつり」
• 「なしかに受取ました」（蟹が梨を持つ絵）
• 「天ぷら天どんあつもりの」
• 「うすから出た誠」（臼の絵）
• 「アヽ喜多八　冨士の山程飯がくいてえ」
• 「てんぢく　ふくべ　かまつかい」
• 「米買議員」
• 「あさがお日記」
• 「水なしにいきられないの私たち」
• 「柳つばめ乃悪の仲」
• 「十五夜お月様見てはねる」（月夜に泥棒の絵）
• 「花からちょうちん」
• 「びょうぶの上から水がむる」

編集担当者：

高橋 takahashi@tradevents.org

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