柏熊（かしわくま）の春囃子

場所：

茨城県　鉾田市（旧鹿島郡鉾田町）　柏熊

「柏熊火の見櫓」から５１号を鹿嶋方面へ１００メートル進んだあたりの集落内

写真説明：

２０００年２月２０日（日）の春囃子。雷神社の境内にて。

年中行事：

• ２月２０日 20:00-21:00 ：春囃子

紹介：

大太鼓１、小太鼓（締太鼓）２、唄１、ほか囃子方（かけ声）多数で、集落内の主な場所を回る。かつては１０カ所ほども回り半日がかりだったというが、最近では集落の一部を回るだけになっている。囃子は、鹿島から伝えられたと言われる、祭頭囃子に似たもので、大杉囃子「磯辺」の要素も含む。玄生の大杉様も参照。

参考文献：

• 「石岡と土浦の山車」制作者の方からの私信
  • ２０００年現在、続けられているとのこと。夜７時頃。
• 茨城の民俗芸能
  • 「２月２０日夜半」、「大太鼓２，小太鼓３，唄１人，囃子方１０人」と記載。

開催履歴：

• ２０００年２月２０日（日）
  • １９時頃より食事
  • ２０時に出発、雷神社ほか５カ所で春囃子を行い、２１時頃終了。
  • 同志会（保存会）のメンバー３０名ほどによる。２０代くらいが中心。

高橋メモ：

祭頭囃子に関しては、祭頭祭を参照のこと。音声あり。桜川大杉神社の磯辺に関しては、大杉祭を参照のこと。音声あり。双方とも有名な囃子・民謡であり、ウェブも含め関連情報は多数ある。

高橋メモ：

春囃子の内容：

• 「ここは[雷神別雷神]（ホイ）、悪魔を払ってよーいやさ（ホイ）、よーいよーいよーいやさ」の唄を３回、
• 「トホーヨートーェ、イェートーホーヨートーェ、ああやれそら、おしゃらく、トーホーヨートーイェーィ」を囃子方により１回
• その後、サンギリのような長い太鼓が入る。

なお、[]の中は場所に応じて、観音？大菩薩、薬師大菩薩、鹿島大神宮、諏訪大明神、となる。道中は「トホヨトェ」の囃子が続けられる。

編集担当者：

高橋 takahashi@tradevents.org

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