関本神社の太々神楽
- 場所:
茨城県 筑西市(旧真壁郡関城町) 関本 関本神社
旧関城町の西部で、関本は旧町内一繁華なところ。神社はやや北にある。
- 問合先:
- 0296-37-6111 関城町産業課
- 写真説明:
蛭子の舞で、えびすが御供物を釣り上げる場面。1997年11月23日撮影。神社の写真は1997年11月16日撮影の境内風景。
- 年中行事:
- 3月3日:太々神楽(春期大祭)
- 11月23日:太々神楽(秋季大祭)
- 紹介:
太々神楽は高千穂系で十二神楽と言われ[註]、享保年間より200年の歴史があり途絶えることなく続いている。玉串奉奠のあと以下の八段が行われる。五行の舞、那岐・那美(なぎ・なみ)の舞、猿田彦の舞、翁の舞、八幡舞、蛭子の舞、連れ舞、岩戸開きの舞。蛭子はえびすで、奉納物を釣竿で釣り上げる趣向、岩戸開きでは餅撒きあり。13時頃より16時ころまで。町指定無形文化財。大宝八幡宮十二座神楽も参照のこと。
- 開催履歴:
- 2024年3月3日(日)
- 13時に開始、途中に休憩をはさみながら、八座が舞われた。蛭子の舞では釣り上げる供物に本物の大鯛も。終了は16時頃と思われる。露店はないが、参拝客20人ほどが神楽殿を取り巻いて鑑賞した。(現地確認)
- 2004年3月3日、13時頃より、8座を舞った (朝日新聞)
- 2001年11月23日(「漫遊空間ページ」)
- 2000年11月23日(祝、木)
- 2000年3月3日(「漫遊空間ページ」)
- 1999年3月3日(「漫遊空間ページ」)
- 1998年3月3日(火)(「漫遊空間」、「茨城新聞」)
- 1997年は11月23日(日・祝)、13時頃より16時頃まで。現地確認。
- 露店はなし、神楽は近所の方々30人程が見物、報道関係2組。
- 資料:
サウンド:
- 猿田彦 (u-law, 170KB)、歯切れのよい太鼓
- 八幡 (u-law, 170KB)、武神の殺伐の気、激しい舞
- 蛭子 (u-law, 170KB)、えびすのめでたい舞
- 各舞最後は玉串奉奠で終わる。その時の神楽 (u-law, 170KB)
- 註:
「高千穂系神楽」は、動きが激しく、特に方位を重視する点に特色があるそうです。関本神楽でも、各舞は四方固めのように各方位へ向けて同じ舞を繰り返します。十二神楽と称しているのは登場する神の十二座に由来するものと思われ、舞自体は八段。
- 高橋メモ:
茨城県西部の太々神楽については、以下も参照。
- 参考ページ:
- 関城町 http://business2.plala.or.jp/sekijo/
- 写真入りの説明があります。日程は3月3日、11月23日、4月にも船玉で奉納があるとのこと。
- GYA(2000年日程)
- 茨城県庁(1999年11月日程)
- 茨城県庁ウェブページ 漫遊空間いばらき(1999年3月3日、2000年3月3日)
- ハローネットジャパン茨城発(1998年3月4日付け茨城新聞の記事)
- IBARAKI Cyber Station(ビデオ・オン・デマンド)
- 参考文献:
- 2003年3月4日付朝日新聞茨城版
- 3月3日の開催の事後報道。
- 茨城県庁「漫遊空間いばらき」(2000年日程)
- 旅の手帖情報版・漫遊空間茨城(1998年春の太々神楽)
- 現地の案内看板(昭和52年)
- 常陽リビング,10/10,1997.(1997年11月の日程情報)
- 祭礼行事・茨城県 (3月3日、11月23日と記載、日程情報のみ)
- 茨城の民俗芸能(詳細記述あり)
- 高橋メモ:
蛭子は現地の看板では「めいご」とふってあったが不明瞭。恐らく「ひるこ」が正しい。「えびす」と同一視される神。
境内のけやきは樹齢400年以上で町指定天然記念物。
- 編集担当者:
高橋 takahashi@tradevents.org
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