猿壁のワラ蛇

場所：

茨城県　つくば市（旧大穂町）　要

写真説明：

２００１年のワラ蛇。１８時頃。

年中行事：

• ８月１３日 17:00-20:00 ：猿壁のワラ蛇

紹介：

「へびかつぎ」と称される、明治時代から続く行事。子供たちによる盆綱で、夕刻お墓でご先祖を迎え、その後家々を巡る。盆綱は直径２０ｃｍ，長さ７ｍほど。土浦市飯田から伝わったのではないか[註]、という説もあるらしい。栗原の盆綱も参照のこと。

註：

土浦市飯田ではすたれている。隣接地の佐野子は盛んで、県民俗文化財の指定を受けたらしい（２００２年、未確認）。

参考文献：

• 生活情報誌「ぷらざ」 http://www.joyo-plaza.co.jp/
  • 月間の折込広告誌。２００６年の地域情報でワラ蛇が紹介されていた。（ウェブには記載なし）
• 広報つくば,9/15,1997.
• 大穂町史

開催履歴：

• ２００６年８月１３日（日）17:00-20:00
  • （生活情報誌「ぷらざ」より）
• ２００１年８月１３日（月）
  • １８時頃訪問。小学生〜中学生９名で家々を回っていた。２０時頃までかかるらしい。
  • ワラ蛇を燃やすのは次の日になる。
• １９９９年８月１３日
  • 昼頃訪問。集落内の広場でテントを張り、ワラ蛇の準備をしていた。
• １９９７年８月１３日開催（広報つくばより）。

高橋メモ：

盆綱習俗は全国に分布するが、霞ヶ浦周辺の分布が顕著だそうである。国立歴史民俗博物館の小林による以下の解説が詳しい。

• http://www.hostem.co.jp/nenjugyohjikonjaku2.htm （広報さわら　1998.8.20号）

九州でも「盆綱引き」として盛んに行われている。

高橋メモ：

明治時代に伝えられる前には行われていなかった、とも伝えられている。この周辺地域が江戸末期の開拓地であることが関連するか。要地区の開拓についてはつくばねページの調査報告が非常に詳しいので是非御一読のこと。

編集担当者：

高橋 takahashi@tradevents.org

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