へいさんぼう

場所：

茨城県　かすみがうら市（旧新治郡霞ヶ浦町）　牛渡　鹿島神社

丘陵の上にあるが、たいへん判りにくい。湖岸沿いの街道の柳梅バス停から土浦寄りの丁字路（九重層塔の看板あり）を山側へ入ると、比較的近い。

写真説明：

１９９８年のへいさんぼう祭り。へいさんぼうがオカメを追い回す。

年中行事：

• ５月５日 15:30-：へいさんぼう

紹介：

御田植祭で、「へいさんぼう」という神人を中心とする男性器崇拝の神事に特徴がある。まず、飾られた馬による苗代かきの神事。へいさんぼうと呼ばれるじいさん登場して、苗配りの所作を行う昼飯を持ってやってきたオカメを、へいさんぼうがすりこぎを持って追い回す。その後は早乙女による礼拝。１５時半ころにはじまり、３０分ほどで終わってしまう。

開催履歴：

• ２００２年５月５日（祝・日）
  • 15:50頃、馬が鳥居前に引き出される。
  • 15:00 ：太鼓（３０分前の合図）
  • 15:20 ：太鼓
  • 15:30 ：太鼓（開始の合図）
    • 馬が社殿でお祓いを受ける
    • 馬が社殿の回りを右回りで三回駆ける（結構荒っぽい）
    • その後へいさんぼうが登場して、社殿の回りを右回り２周
    • オカメが２名が登場し、へいさんぼうがすりこぎを突き立てる
    • へいさんぼう退場、早乙女２名による礼拝
  • 15:40 ：太鼓（行事終了）
  • 観客１００名近く、露店８軒。
• １９９９年５月５日　開催
• １９９８年５月５日（火）
  • 神事は簡略化されているが、賑やかに催された。
  • １４時半：飾られた馬が神社に到着
  • １５時：一番太鼓
  • １５時半：二番太鼓
    • 馬が社殿の回りを三回駆ける（苗代かきに相当）
    • その後へいさんぼうが登場して、社殿の回りを三周（苗配りに相当）
    • オカメが２名が登場し、へいさんぼうがすりこぎを突き立てる
    • へいさんぼう退場のあと、早乙女２名による礼拝
  • 露店は１２軒。１００人近い観客がいたと思う。
• １９９７年には、盛大に催されたようです。

高橋メモ：

神馬・平三坊が社殿を右回りすることから、社殿正面右当たりが撮影ポイントになるようで、カメラマンで混雑する。神馬はお祓いの時からやや興奮しているので、注意。

参考ページ：

• 茨城県庁ウェブページ
  • 「もの知りいばらき」に詳細情報があります。地図あり。
  • 「漫遊空間いばらき」（１９９９年）
• 「ささ、日本百名祭へ」のページ（行事詳細）
• 霞ヶ浦町ホームページ
• ふるさとネットワーク

参考文献：

• 常陽リビング,5/15,1999.（事後情報詳細）
• ささ日本百名祭へ−関東版−（５月５日）
  • 詳細な記載があります。
  • なお、後日談に注目すべき記述あり。
• 祭礼行事・茨城県
  • 詳細な記載があります。
• 茨城の神事
  • 詳細な記載があります
• 出島村教育委員会：出島村史，１９７１．
• 茨城の年中行事
• 茨城の民俗芸能
• 茨城県の不思議事典
• 出島村観光協会，ＤＥＪＩＭＡ，１９９２．
• 茨城県の歴史散歩
• 茨城県の歴史

編集担当者：

高橋 takahashi@tradevents.org

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